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思考のごみばこ

ゴミはゴミ箱に、思考はインターネットの海に

ノルウェイの森観てきた

観てきましたよ、ノルウェイの森
公開初日に!
公開初日に観たのなんて、「トロイ」以来でっせ。


twitterにも散々書いたのだけども、私なりの感想をば。
★ネタバレありなので、観たあとに読んでほしいです。



まず、キャスト。
私はノルウェイの森のテーマの一つは、「若さ」だと思うのです。

若いから悩むし、若いからセックスしまくるし、
若さゆえの葛藤とか、そういうのを描いた映画だと思ってるの。
ラストシーンの、
「僕はどこにいるんだろう?」というのは、
「未来から見た自分の位置」への漠然とした不安をあらわしてる、
と解釈してるので。
人生への不安、生きていくことへの不安は、
若さゆえというのも大きいから。
ある程度年とると、諦めや妥協も出てくるからね。
「見えてくる」ともいうかもしれない。


だから、菊地凛子松山ケンイチが20歳の役をやるのは、
どうかな〜というのがぬぐえなかった。
松ケンは25歳だけど、凛子は30近いですからね。
そばかす、目のくぼみなどなど、隠し切れなかったよね。
二十歳の水原希子の肌の透明感といったら・・・。
直子はナチュラルイメージなので、
化粧で塗り隠すこともできず、酷っちゃ酷。
凛子は年齢不詳な魅力があるんだけども、直子役はどうだったのかなと。
でもでも、やっぱり演技はすごい迫力だった。
病んでる演技得意みたいですね。


ノルウェイの森に漂うあの独特な雰囲気は、
とってもよく出ていたと思います。
セリフまわしのあの不自然な感じ(今となれば、なのかもしれないけれど)も、
療養所のイメージも。
映像はとにかく凝っていて、人物の位置とかもすごく考えられてるのがわかりました。


あとは、注目のセックスシーン。
松ケンも凛子もクチビルがとんがってて、横顔のシーンで笑っちゃいました。
あと、手でいたすシーンと口でいたすシーン。
すげえ美しくて、これもなんだか面白い。
美しいものにある「可笑しさ」「滑稽さ」ってなんだろうね。
セックスって基本的に、美しくないもの、本能露出するもの、
そういう概念が私のなかにあるからかな。
それを詩的に、お耽美にされると違和感があるというか。
ここは人それぞれだと思います。


そうそう、全員、セックスの最中みたいな発話なので、そこも可笑しかった。
「体位、変える?」とか、「ちょっと待ってて(ゴム、ゴム・・・)」とか、
そういうときの、あの声色。おさえた口調。
あんな感じで、終始話すんだもん。


こんなこと書いてても、私は好きです。この映画。
でも、原作を読まないと理解できない、感情移入しづらいかなぁと。
私は駆け込みで読んだのですが、読んでおいてよかったと思います。
小説のイメージ映像みたいな印象だな・・・
小説ありき、原作ありきの映画だと感じました